タイトルまんまの話。
4月に受験した3次元CAD利用技術者試験2級については以下の記事を参照のこと。
3Dプリンター活用技術検定試験とは
ACSP(一般社団法人コンピュータ教育振興協会)によって運営されている。
3Dプリンター活用技術検定試験概要 - 3Dプリンター活用技術検定試験 - ACSP 一般社団法人コンピュータ教育振興協会
1級2級などのクラス分けは無い。
CBTにより、各県のテストセンターで受験できるが、前期と後期で各1か月ずつしか受験可能期間が無いという謎の制限がある。
※参考 2023年受験スケジュール
前期:2023年9月1日~9月30日
後期:2024年2月1日~2月28日
ちなみに3次元CAD2級の方はテストセンターで受験直後に合否がわかったが、こちらは何故か約1か月後に合否がインターネット上で開示される。なんでや選択問題しかない=採点楽やろ!
受けた理由
ノリ。こちらにはあまり時間は割かなかったが別の資格(そっちが本命)も同時並行で学習していたので割とキツかった…
どんな分野が出題されるか
以下公式より引用。
■3Dプリンターの基礎知識
・3Dプリンターの造形材料
・3Dプリンターの造形用データ
・3Dプリンターの用途
■3Dプリンターの造形方法
・材料押出(熱溶解積層)
・液槽光重合(光造形)
・材料噴射
・結合剤噴射
・粉末床溶融結合
・シート積層
・指向性エネルギー堆積
■3Dプリンターの活用
・3Dプリンター活用の前準備
・用途別活用事例
まさしく3Dプリンターの仕組みや用途例などが問われる。
一覧にあるように家庭用のFDMや光造形に留まらず、他の造形方法のプリンタの仕組みや特徴(サポートの有無、含侵処理、カラーの可否など)頭に入れておかないといけない。
難易度
合格率80%付近だそうです。かなり簡単なほうかと。
勉強方法
ACSPが公式ガイドブックを出しており、これを読んでおけば基本は大丈夫。
以前受けた3次元CADの方は毎年版数を重ねているようだが、こちらは初期版(表紙が青い)と改訂版(表紙が赤い)の2つしか出回っていない模様。
案の定普通に買うと高いのでフリマサイトで古本を買って読みました。
勉強期間
期間で言うと5月~9月の5か月ぐらいだが、かなり散発的にやってたので累計10時間程度のみ。
受けるメリット
こういうとアレだが、3次元CAD利用技術者試験に比べても割とマジでメリットが思い浮かばない。
CADを使う仕事の人や、その業界に入りたい人が能力証明に使ったりとかが主になるだろうが、3次元CAD利用技術者試験の方が知識を活かしやすいと思う。ACSPくんもうちょっと利点についてうまくひねり出せるよう頑張ってくれんか?
そして試験費用が高い(8,800円)。IPAより高い。賞状も郵送してくれない。話のネタになるぐらい。そのお金でフィラメントを買ってください。好きなもんをバリバリ作る方が良いと思いますよ。