【BB爆外伝I・II】アレンジバトルシールを集めてみた

まえがき

ボンバーマンビーダマン爆外伝。

20余年前に展開されたビーダマンのコンテンツの一つだ。

 

爆外伝はシリーズで5つの作品が展開された。

今回はシリーズの初期展開である爆外伝IとIIの時期に流通したアレンジバトルシールというものを紹介したい。

 

コレカの話と同時にしようか迷ったけど別建てにしたよ!


1.アレンジバトルシールの概要


アレンジバトルシールは前回のコレカと時期的には近い商品だ。キャラクターは爆外伝I・IIから収録されている。コレカと比べて、大きな特徴が2点ある。

 

1.1.シールとカードの組み合わせ要素あり

一袋にはシールとカードが1枚ずつ入っている。

カードにはシールを貼るための貼り付けスペースがついている。シールとカードの絵柄が合わさるわけではないが、攻撃力・防御力の数値を組み合わせることができる。

対戦ルールについては後述する。

 

 

 

シールはカードに貼れるようにハーフカットされている

貼り付けてアレンジ完了!

 

2重スリーブにして内側のスリーブにシールを貼るとカスタム性を維持できるぞ!




1.2.おそらく駄菓子屋流通?

パッケージングからして、おそらく駄菓子屋流通を前提とした商品なのではないだろうか。


・紐にシールとカードの入ったポチ袋的なものがぶら下がっている

・販売はポチ袋単位

・ポチ袋にはバーコードが記載されていない

・「当り」が存在する


ポチ袋を紐からちぎるように引っ張り、20円支払い、開けた中から当りが出ればもう一つもらえる。駄菓子屋でよく見た風景だ。

 

紐で束にされている

 

当り券。低確率で封入。



爆外伝Iについてはコレカとラインナップが大部分で被っており、写真や説明文が流用されている。

 

No2.くろボンの比較(表)

No2.くろボンの比較(裏)

 

 

2.シール・カードリスト


2.1.リスト

シールとカードの種類は下記の通り。

シール:25種類

カード:24種類

シールとカードのNoは連番になっており、カードはNo.26から始まる。

左:シールリスト 右:カードリスト

シールNo.1-20

シールNo.21-25

カードNo.26-34

カードNo.35-43

カードNo.44-49+当り券

コレカと同じく、ガトリングアーマーがいない。コレカは爆外伝Iしか収録していないこともあり、最終商品のガトリングアーマーが抜けている理由は理解できたが、こちらはなぜ抜けているのだろう…?


爆外伝IIの選出基準も謎である。レオ・イーグル・シャークボンバーメイルの炎のメイル3名はいないのに炎の魔神はいる。でもウルフ・オックス・リノは単独でもいるし水の魔神もいる。地の魔神とフェニックス・モールも揃っている。謎だ…

 

君ら2体合体構成なんだからシールとカードで別れればよかったのに…

 

 

そして光の竜神の写真が間違っている。兜部分を見ればわかるが、レオボンバーメイルが搭乗している時はプログレスモード・炎の竜神である。しかし表記は光の竜神となっている。闇の竜神も同様の間違いで水の竜神の写真になっている。さらに地の魔神もプログレスモードだ。間違いまくりだ。

 

我らプログレスモード!

2.2.パラレルの存在

 シールにはいくつかパラレルがあることがわかっている。キラ加工がしてある。

 

ノーマルとパラレルの比較

所持している分のパラレルシール

 カードのパラレルはどうやらなさそうだ。

 シールのパラレルは全種に存在するかはわからない。

 

 ちなみに、ノーマルとパラレルでハリケーンボンバーメイルのノーマルが番号表示が抜けている。元データの管理をミスったのだろうか。

 

ハリケーンボンバーメイルのノーマルには番号が無い。写りが悪いので見えにくいがパラレルには番号が付いている。

3.対戦要素

3.1.基本ルール

 コレカには強弱を決められそうな数値はHPしかなかったが、アレンジバトルシールには攻撃力と防御力の概念が存在する。カード裏面にはルールも記載されている。

 

対戦ルール

シールが基本攻撃力・防御力となり、カードで+αする形だ。

 

逆じゃない?カードが先にあってシールで強化するのではなくて?ベイブレードC.C.Gのビットチップシールとかはそうだよ?というかルール文章で「カード」って単語の方を主体にしてるなら、なおのことそうすべきじゃない?


 シールとカードの主従は置いておくとして、実にわかりやすいルールだ。駄菓子屋で友達と一緒に買った後に開封し、カードにシールを貼り付けてお互いの役を見せ合って勝負!という感じで遊ばれたのではないだろうか。

 

 お互いの攻撃力が相手の防御力を上回っていた場合は、より攻撃力の強い方の勝ちでいいのだろうか?


 カードの中には、2枚目が使えるものがあるというルールも存在する。こちらはその場ではなくコレクションから選出して役を用意する感じだろうか。

 全カードのうち、2枚目使用可能なカードは全て防御表示の部分に書いてあり、攻撃部分の表示に書いてあるものはない。2枚目は防御のみ適用なのだろうか?攻撃も付加されるのだろうか?おそらくされるでいいと思うが…

 

3.2.最強カード

「最強カードを作るのも夢じゃない!」と書いてあるので、最強カードを模索してみた。
リストから洗い出した結果、最強の役はこれだと思う。(ルールを勘違いしていないければ。)

これが最強の役だ!

1枚目:ハリケーンボンバーメイル+風の魔神(攻撃力240+170=410、防御力170+Card)

2枚目:ボンバーソアラー+水の魔神(攻撃力230+160=390、防御力210+150=360)

総計:攻撃力410+390=800、防御力170+360=530

2枚目の攻撃力も上乗せされる前提であれば、これが攻撃最高値のはずだ。

ダブりがありなら2枚目シールもハリケーンボンバーメイルにすればいい。

 

2枚目に上乗せできるのは防御力のみとすると、2枚目シールがバットボンバーメイルに置き換わる。(攻撃力190、防御力220)


4.現在の入手難易度

 コレカと同じく、爆外伝系の中では入手難易度は低いと思われる。束で流通しており、シール使用済み中古の状態で流通しているのを見たことが無い。


おわりに

コレカに比べて対戦ルールを規定しており、一袋分でも勝負できるので、駄菓子屋流通にはぴったりの内容となっている。(菓子はついてないけど)

また、シールとカードを組み合わせるのも遊び心があると思う。

惜しいところは何点かある。

・キャラクターの選出基準が謎なこと(炎のメイルは入れようよ)

・シールとカードの主従を逆にしたほうが良い(シール貼ったカードで対戦前提だし)

・誤字・誤記の校正がされてないこと(竜神の写真間違いや説明文の誤字がある)

もう少しこの辺が詰められていればよかったと思う。

 

アレンジバトルシールも、ビーダマンのカードの中でも最も集めやすい部類のものと思われる。興味あれば是非手にとって見てはいかがだろうか。